かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 幸い、紺色のスカートはめくれあがったまま寝ていたらしく、濡れてはいなかった。
 問題は、パンツだ。
 どこかにあるだろうと、保健室内を物色する。
 壁伝いに設えられている物入れの、一番下の段をぱこっと開けてみる。
 ――ビンゴ!
 そこには生理用品とサニタリーショーツがあった。
 私は誰もいないから、とその場で血だらけのパンツを脱ぎ、同じ個所にあった黒いポリ袋に脱いだものを入れる。
 そしてあたらしいパンツを履き、ナプキンを敷いた。
 それから私はシーツを剥いで、保健室内にある洗面台でその汚れた部分をこすり洗いをする。
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