Flower Pink




俺はその場で膝から落ちる。



……なんでさっき親父に反抗できなかった……


……俺は奏を守るんじゃないのか……?



……親父に華ノ蔵に入れと言われて嫌じゃなかった。



俺は家を継がなくても自分で起業をして、世のトップに立つってずっと思っていたから。



……海堂工業に入ったら将来の繋がりが華ノ蔵に入るより少なくなるー……



自分を試せるのは確実に華ノ蔵だ……



そう自分の中で確信をしていく事に奏の顔が浮かんだ。



奏ー……ごめん。このこと全部知ってるんだろ?



どう思ってるんだー……




< 241 / 434 >

この作品をシェア

pagetop