Flower Pink
俺はその場で膝から落ちる。
……なんでさっき親父に反抗できなかった……
……俺は奏を守るんじゃないのか……?
……親父に華ノ蔵に入れと言われて嫌じゃなかった。
俺は家を継がなくても自分で起業をして、世のトップに立つってずっと思っていたから。
……海堂工業に入ったら将来の繋がりが華ノ蔵に入るより少なくなるー……
自分を試せるのは確実に華ノ蔵だ……
そう自分の中で確信をしていく事に奏の顔が浮かんだ。
奏ー……ごめん。このこと全部知ってるんだろ?
どう思ってるんだー……