Flower Pink




「……ありがとう。そうだよな……いつまでも奏のことを重く考えちゃダメだ……だから海桜に過去のことも話したんだから……」



「……そうですよ、私は桜雅さんの気持ちも全部背負って戦います。そう思わせたのは桜雅さんです」



私はギュッと桜雅さんの手を握った。



……この人について行こうと思えたからQueenになろうと決心できたんだ。



そう思うのは当然のことでしょう?



「……ああ、俺たちはFlower PinkのトップとQueenだ。共に戦い、共に支えあおう……」


桜雅さんはそう言って笑いかけた。



「……はい」



そうだ。私と桜雅さんはFlower PinkのトップとQueen。



その関係は共に戦い共に支えること。



その関係を改めて思い知らされた。





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