Flower Pink
「てめえ……!」
バンッ
そして皐月にも弾を撃つ。
ドサッと一瞬で倒れる皐月に私は何が起きているか分からなくなった。
「い、いや!!!!皐月!!!!」
な、なんで皐月まで……!
皐月にかけよろうとすると、橘 理人は私の前に立ちはだかった。
「……あーあ、兄妹まで死んじゃったかもね? おまえが大人しく俺に殺されてりゃこんな犠牲もなくてすんだのに……」
そして私の顎を銃口で持ち上げながらそう呟く。
こいつ……最初から戦うつもりなんてなかったんだ……
最初からこの2人を撃つつもりで……!
キッと私が睨むと橘 理人はニヤッと微笑んだ。