Flower Pink
……私がこのFlower Pinkを守ってみせる。
「……海桜さん、目付きが変わりましたよね」
「え?」
藤華さんはそう言って私の前にトン、とたてたお茶を置いてくれた。
「すっかりQueenの顔です。私たちもそんな海桜さんについていきたい、って気持ちが強くなってます」
「藤華さん……」
……素直に嬉しい。
最初はQueenになることに不安しか無かったし、むしろ橘組を潰したいがために入ったもんだから……