2月14日
 わたしはこの公園で最終確認したかった。

 健太と幼なじみの一線を超えることができるのか。

 答えは、今日会った瞬間からわかってはいたけれど。

 それにしても寒い。

 しんしんと身体の芯まで冷えてくるのがわかる。

 そろそろ限界。

 思い切らなきゃ、制服しか着てない健太が風邪をひく。
 

「ね、目を閉じてくれる?」

 わたしは言った。

「なんで?」

 腑に落ちない様子で、健太は首をかしげる。

「いいから」

 強く言うと、健太は目を閉じた。
< 17 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop