伝えたい。あなたに。"second story"
泣いて、笑って。


人はいろんな経験をしながら、痛みを知り、優しさを知る。そして、分別を身につける。


私はどうだったんだろうか。


自分の考えさえも疑い、いつも他人からどう見られるかを気にして、誰かのものさしで判断をしてきたのではないだろうか。


自由。


それは一見いいものだけれど。


難解複雑で、何より正解がない厄介な代物だ。


私の両親は変わった。


本当に親として、わたしと向き合おうとしてくれる。


未熟な私に選択の余地をくれる。


それ以上に私を信じてくれる。


だからこそ、何が正しいのか判断するのが怖いんだ。


なんて贅沢な悩みだろう。


山瀬先生が私といることを望むかもわからないのに。

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