彼女は実は男で溺愛で

 私は地下にある資料室で、今までのノベルティサンプルを見に行くことにした。

 今はひとり静かに仕事をしたかった。

 データでも残ってはいるけれど、実際のモノを見てみたいというのもある。

 課長に事情を話し、地下の資料室の鍵を借りる。
 隣のビルとは違い、こちらは倉庫のような扱いのため、必要最小限の明かりのみ。

 地下へと続く、階段の扉を開けただけで身震いをした。
 エレベーターを使おう。
 そう思い、場所を移動する。
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