Get over it.
あの事件が起きたのは、それから1週間程だった。

事件が起きた翌日、玲はボロボロになって俺の前に現れた。

保健室に玲を運んだ俺は、今後の事を両親に相談するために本家に足を踏み
いれた。


俺がいなかった数日の間に、

   玲は居場所、家族、仲間を失っていた。



図書室に現れた玲は、何もかも諦めたようで痛々しい姿に怒りすら湧いた。



「玲、全てを捨てて、俺に身も心も捧げる覚悟はある?」


ある意味、俺の一世一代のプロポーズ



「私ね・・何もなくなったの、仲間も居場所も家族も、何もないの。
 だから、龍生が私の側にいてくれるのなら、それでいい。」




「俺についてくるか?」


俺が全てのものから護ってやる。

俺がお前の過去も未来もひっくるめて、愛してやる。

だから、この手を掴め。



龍生said end



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