Get over it.
本家に着くと真直ぐ、組長のお義父さんと弥生さんの待つ部屋に
向かった。

昨日の報告をするためだ。

お互い向かい合うとお義父さんが「終わったんだな。」と言うと

「あぁ、終わった。
 それで、親父に頼みがある。
 春日井組の若頭をここに呼んでほしい。」

そう言った龍生に驚く私。

龍生の考えを読みとろうと顔を見れば目が合う。

「今回の事を機に、全て終わらせたい。
 春日井響達は、今でも玲の行方を捜している。
 まあ、京が情報を操作しているから見つかることはないが、ケリを
 つけたい。
 そして、春日井組はうちとも同盟を組む組だし、まだ甘ちゃんだが
 若頭もできる奴だと聞いている。
 今後のためにも、会って話をしたい。
 玲にも会って過去と決別してほしいと思っている。
 できるな。」

私の覚悟を確認する龍生に静かに頷く。

「私は逃げも隠れもしない、私は大神組若頭の嫁だもの。」


私達の話を聞いて、お義父さんは了解してくれた。


さあ、もう一つの過去と決別をしよう。




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