ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋
耳まで赤くしている椿と凌駕がうつむきながら作業をしている姿を見て海は不思議そうに首を傾げた。

「店長、うまいもの食べに行きましょう。俺と椿ちゃんでおごりますから。うまいもの食べて元気出しましょう。」
「ばか。大丈夫だよ」
凌駕の誘いに海はぎこちなく笑いながらやんわりと断り入れた。
「店長のそんな疲れた顔見てると椿ちゃんも俺も心配なんです。がつがつ飯食ってるところ見せてくれたら安心するんですけどね。」
凌駕の言葉に椿を見る海。
「お肉が食べたいです・・・」
椿がそう言って海を見た。

「・・・お前、ずるいな」
椿の誘いを海が断れないことをいいことに誘う凌駕を海は見た。

「俺のせいじゃないですよ。椿ちゃんの気持ちです。」
「そうです」
椿も凌駕の言葉にすぐに便乗する。
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