ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋
海が目を覚ますとそこに香菜がいなかった。
時計を見ると朝の9時。いつもなら5時に起きて朝市へ向かい、今頃は店に花を並べて開店している時間だ。慌ててベッドから飛び起きて携帯電話を見る。

そこには知らない番号からの無数の着信履歴。

そして留守電を聞いた海は部屋着のままアパートを飛び出した。






その留守電は香菜が事故にあい危篤状態で病院に搬送されているという病院からの電話だった。



海が病院についた時にはすでに香菜の鼓動は止まっていた。
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