リベンジ学園
「加藤先生、生神亮治に紗栄子が送った遺書にはいったい何が書かれていたんですか?」



人一倍、臆病な浜中美樹子が生神に送られている遺書が気になり声を上げた。



そして美樹子が加藤先生に訊いたその内容はクラスの全員が知りたいと思っていることだった。



「生神亮治に紗栄子が送った遺書の内容は僕にもわからない」



加藤先生は小さめな声でそう言うと、そこで一拍間を置いた。



そして加藤先生は真剣な眼差しを3年2組の生徒に向けた。



「午後6時からこの教室で、生神亮治がみんなにオンラインで話をする。

あの生神亮治がみんなに何を話すかはわからない。

だけど、生神亮治が何らかの形で紗栄子の味方をするような気がしている。

紗栄子が生神亮治に送った遺書があるために」



なぜあの奇跡の科学者、生神亮治がどこにでもいるような平民の紗栄子の死に関わろうとしているのか?



その多きな疑問に答えを出せる生徒は一人としていなかった。
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