Sugar Love 番外編③
帰りの車の中で琉聖がふいに柚葉の手に手を伸ばした。



ぼんやり景色を見ていた柚葉は目をぱちくりさせて運転している琉聖を見た。



「疲れただろう?道が混んでいるようだから眠っていた方がいい」



「はい」



素直に返事をされて琉聖は口元を緩めた。



「妙に素直だね?」



「いつも素直です・・・」



「熱でも出たか?」



手が柚葉の額に移動して確かめる。



熱は無いようだ。


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