忍君のセカンドラブ~歳の差30歳以上~
忍君が、月の夜に偶然出会った不思議な女性は妖精だった。
出会った妖精フェアディーは一目で、忍君と恋に落ちました。
心から愛し合って、ずっと一緒にいたいと思いました。
でも住む世界が違うと思い、姿を消してしまったフェアディー…
もう会う事はないと思っていた。
そんなフェアディーと忍を強く結ぶために来てくれた愛。
人間界と妖精界を結んでくれた愛。
「愛、今日もご機嫌ね」
リビングの窓から庭を見て、フェアディーが愛を抱き上げた。
心地よい太陽がさしてきて、愛もご機嫌に笑っている。
「フェアディー」
忍がやって来た。
隣に並んで、愛のほっぺをプニっと触った。
「愛、また大きくなったな」
「もうすぐ6ヶ月よ。あっという間に大きくなりますよ」
「ああ、そうだな。私も、愛に恥ずかしくないように。若くいないとな」
「忍さんは、そのままでいて下さい。どんな忍さんでも、私は…愛してますから…」
照れて言うフェアディーを、忍はそっと抱きしめた。
「愛が大きくなって、結婚するまでは私も元気でいるから」
「いいえ、愛が結婚してもずっと元気でいて下さい。私が、沢山、忍さんに愛をあげますから」
愛を囲んで笑い合う、忍とフェアディー。
妖精と人間のちょとした恋物語。
ありえないかもしれない歳の差。
この2人の愛が永遠に続くように。
受け継がれた命が、また次の世代へと愛を紡いで行く…。
永遠に紡ぎ紡がれる愛。
忍君のセカンドラブEND


