私立秀麗華美学園
「それじゃあ、今はあの問題は忘れる。わたしたちが騒ぎ立てたところで、どうにかなる規模のものじゃないのよね。
依頼は承諾。いつも通り活動ってことで!」
ゆうかはさっきとうってかわって、やけに明るい調子でそう言った。
昼休みも終わりに近づいていたので俺たちの足も教室へ向かう。
「悩みすぎるな」
C組に入る瞬間、雄吾は俺の肩に手をのせて言った。
俺の顔見ただけでわかったんだろうな。
一瞬、ゆうかに昨日のことを言ってしまいそうになったことを。
俺はたぶん、結構わがままで、意地っ張りで見栄っ張り。
ついでにヘタレときている。
そう、自覚は十分にあるのだ。
それでもゆうかのことだけは、譲れないって気持ちよりも、幸せになって欲しいって思う気持ちの方が大きいと思う。
それが本当に好きだということなのか。
それとも本当に好きなら、誰にだって譲れないと思うものなのか。
それはわからない。
しかし親同士のことをなしにしても、だ。
なにしろさっき「片想い」と呟いた時の切なそうなゆうかの顔を見ただけで、昨日笠井が言っていたことを打ち明けてしまおうかと思ったほど。
とりあえず、ゆうかが笑顔でいられないということには我慢ができないのだ。
堂本の件については何も悩むことがなくなった。まあ、それほど悩んでいたとも言えないけど。
それに比べ、いや、比べ物にならないほど大きな悩みはその重さを増していくばかりだった。
言っちまえば楽になんのかなあ……。
依頼は承諾。いつも通り活動ってことで!」
ゆうかはさっきとうってかわって、やけに明るい調子でそう言った。
昼休みも終わりに近づいていたので俺たちの足も教室へ向かう。
「悩みすぎるな」
C組に入る瞬間、雄吾は俺の肩に手をのせて言った。
俺の顔見ただけでわかったんだろうな。
一瞬、ゆうかに昨日のことを言ってしまいそうになったことを。
俺はたぶん、結構わがままで、意地っ張りで見栄っ張り。
ついでにヘタレときている。
そう、自覚は十分にあるのだ。
それでもゆうかのことだけは、譲れないって気持ちよりも、幸せになって欲しいって思う気持ちの方が大きいと思う。
それが本当に好きだということなのか。
それとも本当に好きなら、誰にだって譲れないと思うものなのか。
それはわからない。
しかし親同士のことをなしにしても、だ。
なにしろさっき「片想い」と呟いた時の切なそうなゆうかの顔を見ただけで、昨日笠井が言っていたことを打ち明けてしまおうかと思ったほど。
とりあえず、ゆうかが笑顔でいられないということには我慢ができないのだ。
堂本の件については何も悩むことがなくなった。まあ、それほど悩んでいたとも言えないけど。
それに比べ、いや、比べ物にならないほど大きな悩みはその重さを増していくばかりだった。
言っちまえば楽になんのかなあ……。