松姫様からの贈り物



柏木くん……来てくれたんだ……


柏木くんの大きな背中を見つめて胸がトクンと小さく跳ねた。



「柏木!お前がそこにいたら結愛ちゃんに勉強教えてもらえねーじゃねーかよ!」


そうぶーぶー文句を言ったのは和真くんだった。



みんなを困らせる訳にもいかないし……みんなに並んでもらえば大丈夫だよね。


「か、柏木くん…私なら大丈夫だから……」


柏木くんに大丈夫と伝えてみるとムッとした表情をした。


「でも竹下さん、困った顔してたよね?」


柏木くんは少し乱暴に言いながら私の眉間を人さし指で軽くトントンと叩いた。


う……バレてる。
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