花印†blood



「生気みたいなもんだな。でも、いつも必要な訳じゃないから」



「あっ言い忘れていましたが、私共は揚羽蝶(アゲハ)族。まぁ、蝶ですわね」



私の頭の上にはハテナマークが浮かんでいたに違いないくらい理解不能な話だったけれど、





“蝶”




その言葉で気づく。



いつも、私の周りには沢山の蝶がいることに。



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