花印†blood
「そんなこと言うなんて~冷たいね~?」
『いい加減にしてください!!今日はくりす様たちのパーティーですのに、何故あなたみたいな方が……きゃっ!?』
いきなり腕を引っ張られ、一瞬、何が起こったのか分からなかった。
ヤクモの顔が間近にあって、
私の両手は顔の横で押さえ付けられていて身動きができない。
「何故って~白羽に会うため~?」
クスクスと笑っているのに、目が笑ってないヤクモに少し怖じけづく。