。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。
旅でのパジャマパーティと言えば恋バナが醍醐味だよな!
「ねぇね~、朔羅さっき龍崎くんのお部屋から出てきたよね~」
と、エリナがにんまり笑ってチョコに手を伸ばす。
「え?そうなの?」とリコも面白そうに、にやり。
どうやら最初のターゲットはあたしのようだ。
「べっ!別に!!何もねぇよ!」
と慌てて手を横に振ると
「だよねー……みんな居る中で流石に…ねぇ」とリコは苦笑をしてエリナの方を見て、エリナも同じ表情で苦笑いを作っていた。
このみんなが居る状況でコトに及ぼうとしていたカップルが一組存在する、とは
言えねぇ。
「朔羅はあんま変わんないか~龍崎くんと響輔さんといつも一緒だし。
でもでも、お風呂を間違って開けちゃったり、とかハプニングとかないの?」
リコが目を上げて聞いてきて、リコ……さっきの衝撃がまだ抜けてないと見える。
「うち?うちは入ってるときは『使用中』の札にするようにしてるからそんなハプニングは…」
まぁ?あたしが風呂に入ってるとき戒が覗きに来たり、(。・*・。。*・Cherry Blossom ・*・。。*・参照)まぁあのときはあたしの紋を確かめるためにしたころだろうけど
あとは、戒とキョウスケが風呂場で喧嘩してたり(。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。参照)…
考えたらちょっと濃い出来事だな…
「でも……しょーげきだった…」
と、リコは口元に手をやってまだブツブツ。