雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる

君の正体


「おはよ、狛犬!」

「………」

「狛犬………?」

なんで話しかけてくるの、この人………。
私はこの人と話したくないのに。
と、とりあえず………返しといた方がいいかな?

「お………、おはようございます瀧島さん」

私は苦笑いで言った。
この人………絶対におかしい。
だって私と話すのなんておかしいでしょ!?
しかもこんなに拒絶してるのに!!

「ねえ!結って呼んでよ!私も葉玖村って言うからさ!!」

「え………っと、」

どうしよう………。
そんなの無理に決まってる。
だって………。

「私はあんまり親しくなりたくないのでこのままでいいです」

「え?」

ーハッ

気がついた時には遅かった。
言ってしまった。
< 19 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop