雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「葉玖村?………帰ろ。今日のこと話してよ!」

「………うん」

瀧島さんは優しい。
そしてモテる。
モテる理由はなんとなくわかる気がする。
きっと………いつも笑っていて優しいからだ。

「私ね、実行委員長になったよ」

だから私………そんな瀧島さんに気を許してしまうんだ。
秘密を教えてくれた瀧島さんに………心をだんだんと開いていっている。
そう感じられる。

「そうなのか!?あ………そうなの?すごいね!」

「今は、学校の外だから大丈夫だよ、瀧島君」

「………ありがとう、葉玖村!頑張れよ、応援してるから!」

「うん、ありがとう」

私の秘密は………重すぎる。
話してもし離れていったら?
他の人に言ったら?
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