お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
シュレッダーゴミ
 副社長である蓮との初対面はお世辞にも好印象とは言えなかったものの、その他の面では真帆の仕事は順調にスタートした。
 大企業の副社長である藤堂蓮はずば抜けて優秀な人物だった。
 日中は分刻みで動き回り社内社外の業務を次々とこなしてゆく、隙間の時間も惜しむように人に会い、今後の事業の展開に活かすのだという。
 その蓮がスムーズに業務をこなせるように、あらゆる方面に気を配ってゆくのが秘書室の最大のミッションだ。
 それは簡単でははないがやりがいのある仕事だと思った。
 直属の上司に当たる一条の指示は具体的かつ的確で、アレやソレといった言葉がほとんどだった茂木弁護士よりもわかりやすい、それも真帆にはありがたかった。
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