君と生きたい 〜震災が起こった日〜


ものすごく大きな音が確かにした。


ドドドドドド!!となにかが近づいてくるような音もする。


瞬間、グラりと視界が歪み、皆の机が床を滑り出した。




揺れている。

建物が。

地面が。




ガッシャアアアン!と音がして、見ると私のすぐ横の窓ガラスが割れていた。




「キャアアアアアアア!!!」

「なに!!? 」

「イヤアアアア!!」





これまでに感じたことのない



“ 大きな地震 ”だったのだ。






「全員机の下に隠れなさい!!!」




先生がそう叫び、皆急いで自分の机の下に隠れた。


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