エレベーター
それに、あたしたち2人を殺そうとしたことも誰にも話していない。


「友達……?」


「そうだよ一穂。あたしたちは友達だよ」


あたしは笑顔を浮かべて一穂に一歩近づいた。


こちらへ戻ってきてほしいと、心から願っている。


「一緒に行こうよ、幸生のところに」


そう言うと一穂の瞳に光が戻った気がした。


「幸生、退院したらしい。学校にもすぐに復帰できると思うってさ」


充弘がそう言うと、一穂の目に涙が浮かんだ。


そのままガックリと地面に膝を折り、両手で顔を覆って嗚咽しはじめる。


「一穂。大丈夫だから、もう1度やり直そう」


あたしはそう言い、一穂の手を握りしめたのだった。




END

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