あの日の約束を
「愛梨…ここに座って…」


近くにあったソファに座った


「まず俺と涼の話をしよう…
俺達は一卵性の双子だ!
俺は長男で涼は次男 でも…
後継者は一人でいいって事で涼は誰にも分からないように施設に入れられたんだ…
俺が知ったのは涼が本宅に引き取られる半年
前だった…
そして一度涼に会いに行った…でも外出中
で会えなかった…
それで帰る時愛梨に出会った
お前は俺の事お兄ちゃんって…幼いお前は
俺を涼と勘違いして、色々話をしてくれた
俺は涼じゃないって言おうと思ったけど
お前はキラキラした瞳で話をしてくれた
それで言えなかった…
それでその日写真を撮りたいって…
俺は断ったけど…カメラを先生から借りたからって…だから一緒に撮った」


「なんか…覚えてる
私お兄ちゃんとの写真が欲しくて…
お願いしたんだ…」


「それが剛だったの⁇」


「あー
お前はとっても純粋で可愛かった…
涼の事が好きなんだって…
悔しかったよ!俺が先に会っていたらってね」


「剛…」


「あれ以来俺は涼の所に行かなかった…
俺は写真を一緒に撮っただけ…
それだけだよ…
あとは本物の涼だよ!あの約束も…」


「そうだったの…」
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