あの日の約束を
「お兄ちゃんは…指輪をくれて翌日行っちゃった
んだ…寂しくて…でもお兄ちゃんは迎えに来る
って信じてたの…」


「そうか…涼は本宅で自分の家がヤクザって
聞いてびっくりしてた
俺達はすぐに仲良くなった
さすが双子だなって思うほど似てた
色々な事が…そんな時涼からお前の話が出たんだ
親父は二人で桐生組をやってほしいと…
だけど涼は…拒否をした
きちんと勉強して一人立ち出来たら愛梨を迎えに
行きたいから…親父を説得して大学に行って、留学したんだ…留学から帰った翌日事故にあった」


「そんな…お兄ちゃんは約束を覚えててくれたんだ…子どもの頃の約束…」


「俺もお前を忘れてなかった
あの一回の出会いだったけど…
留学に行っている涼にお前の事を調べてほしいと頼まれた…
それで本田に調べてもらった…俺もお前が気になってそれからお前をずっと見ていた…
いい年して…
見ているだけでよかったのに…」


剛は苦しそうだった…



「剛…」


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