エリートパイロットの独占欲は新妻限定


ゆっくりと立ち上がった智也が由宇の前に膝を突く。


「明日の夜、電話する。いい返事を待ってるよ」


そう言った後、智也はなんと由宇の額にキスをした。あまりの早業で避けるのも叶わず、全身が硬直する。

目を大きく見開く優に、智也は極上の笑みを浮かべたのだった。




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