【完】君に惚れた僕の負け。
朱里くんはすぐに外に出てきてくれた。



「すげー泥ついてるけど、こけたの?怪我してない?」


そうだった。
あたしは泥を払って、へへ、と笑ってごまかす。


「大丈夫だから」


そんなかっこ悪いところに今は触れないでほしい。


だって今から、あたしは、朱里くんに……。



「朱里くん……あのね。……まず勇気がほしい」




充電させて。


朱里くんの胸に抱き着いた。


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