恐怖症、克服しますっ!
「俺も! 葉山さんのメイド姿見てみたい!」
「やってほしーっ!」
「絶対! 似合う!」
やだよ。
メイドなんてやりたくない。
私は、クラスメイトの視線から逃げるように俯く。
色んな視線が刺さる。
男子からの興奮気味の視線。
女子からの厳しい視線。
清水さんからの……殺気。
……逃げ出したい。
クラスのざわつきを佐伯くんが沈める。
教室が静かになってから、佐伯くんは私に聞く。