恐怖症、克服しますっ!
「単刀直入に言うね」
白鳥さんは、腕組しながら私を見下ろす。
私より背が高い白鳥さんは、必然的に私を見下ろすことになる。
少し威圧的で怖い。
「佐伯くんから離れて」
「……え?」
なにを言っているのか分からなかった。
私が、佐伯くんと離れる?
なんで?
「葉山さんさ、一条くんのこと好きなんでしょ?」
「っ、」
「それなのに、佐伯くんとベタベタしてるとか、ありえない」
それって、キープしているだけじゃん。
と、鋭く放たれた言葉は、私の心にグサリと刺さった。