腕の中の静けさは・・・
スキなんだよ・・・


スキなんだもん。

ユソンのキス。




なんかくやしいのに自然と手がユソンの腰に回ってしまう。


苦しくて力が抜けそうになった身体をユソンに支えられると離れた唇。





オデコをつきあわせたまま呼吸を整える。





ふ、って小さく笑ったユソンが耳元で言った。




「ほら(笑)こんな顔、、、」って。

はずかしくなって下を向こうとしたらまた顎をすくわれてキスをする。





「もぉ、、ムリ」

そういって私を抱きあげるとゲストルームへ向かったユソン。








「なんでこっち?」

「あっちがよかった?」

「そーゆー、、、んふ、、」





「今夜は子供たち気遣うほど余裕なさそうだからオレ。」

「・・・・・」

「だからこっち(笑)」

「・・・・」




「でもあの子たち、

「もう寝てるよ。大丈夫」



「でも・・・・」

「ダメ。今からはオレだけのもの。誰にもジャマさせないよ(笑)」

「ユソナ・・・」

「思いっきり天音を抱きたい・・・」







慣れたはずの愛しあうってこと。




でもいつもいつも初めてみたいな感覚にドキドキがとまらない。

ユソンの吐息にさえドキドキしてしまう。




知り尽くした私の身体を包み込む大きな手は温かくて
触れる唇は優しく私の身体をすべって

よせては引く波を何度も私の身体に刻み込む。




今夜のユソンは少し、、本当に余裕がないみたい・・・

でもそれを楽しむみたいに焦らすように私の波を奪ってゆく。






「ユソン、、、お願い、、もぅ、、、」

「ふ、ふ。もぉ?」

コクコクうなずくと


「じゃぁ、、」って体勢を変えたユソンが腰を押し上げるだけで声が出てしまう。





ユソンの大きな手が私の腰に回る。

「あ、待って」

ニコって笑ったユソンがゆっくり動き出す。




そうなるとはずかしい気持ちも消えて自分から夢中になった。

途中に聞こえるユソンの声。

「ユソナ、、、、」

「ん、いいよ」





鼓動が早くなる

ユソンの上で私の呼吸だけが響く。





抱きしめられた腕の中、ユソンのゆっくりした鼓動が私にも移ってゆく。




ぎゅぅ、、、って抱きしめ、今度は見下ろされる。






「天音すげーかわいかった。オレもヤバかった(笑)」

何度も触れる唇はすごく甘くて幸せ。




「今度はオレね」って全てが触れ合ってあっという間にユソンでいっぱいになる。


ユソンは波を楽しむかのように何度も何度も私を抱きしめた。






口に手を当て声を飲み込む私に動きが止まると見つめあう。





「天音・・・声きかせて」

「ユソン・・・」





離れられないままキスもとまらない。
気が遠くなる寸前で離れた唇。



「もぉ、、ほんとうにひとつになっちゃったみたい」

「いいね~それ」


そのあとシャワーを浴びて子供たちの寝顔にキスをして一緒にベッドに入った。







クスクス笑う声で目が覚めると私とユソンの間に笑顔のシオンとカノンがいた。

「あ~オンマきづいた!今日はちゃんとココだね。きゃはは」


「オンマおはよう」

「ん、シオナおはよ」

「あ~~カノンも~~」

「うん、カノンもおはよ」



「ユソナおきないね~」

「おきないね~」

「シオニおこしてよ」

「え?ボク?」

「あ、やっぱりカノンがおこす(笑)」





モゾモゾ位置を交換してるシオンとカノン。
シオンが私のほうに来たから抱きしめると少し大きくなった手がスルって私に回った。


シオンと一緒に、カノンを見届ける。



「ゆそな~~イロナ(起きて)~~」



かわいい声(笑)
ちっちゃな両手でユソンの前髪をあげてオデコ全開にしてキスをした。

「あら(笑)デコリン」
「オンマ!しっ」





起きたのか起きないのか

昨日がんばったしね・・・・(笑)


「もぉ~~ゆそな~~おきて!ペチ」




デコリンにペチって(笑)

「ってぇぇーーーー」

「うわっはっは(笑)ゆそな~くすぐったいよ~~~」



じゃれはじめた。

シオンが私を見上げるからオデコにキスをした。

そしたらクルンって向かい合わせになって・・・


頬に両手を添えられて「チュ」って。



わぁ・・・・・・・・・////

はずかしい。







「うわ!」シオンの声。


「アッパ~なにすんだよ!」




布団の中をのぞくとユソンが足でシオンのオシリをつついていた。




「おまえ、オレの女になにしてんだ!」

「ちょ、っとユソン!」



「ふん!ボクの女でもあるんだよ!」

「はぁ?」






えええ、、、、きゃーーーーーー////

なにこれ!なにこれ!!











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