腕の中の静けさは・・・
お休みをもらって身体を休めて
家族のおかげで心も満たされて

今の気持ちをなんとなく伝えたくて手紙を書いた。

ユソンとシオンとカノンに。


その手紙をベッドに入り読み直すうちに眠ってしまったみたいでスマホの音で目を覚ます。



一旦鳴り止むスマホ。


手に取るとその着信とLINEとメールの件数に焦る!!!

スマホを鳴らそうとすると鳴り出すスマホ・・・



【モシモシ・・・】

心なしか小さくなる声。



【もぉ、、、】

ホッとしたような声が聞こえる。




【これで出なかったら飛行機のるつもりだった】

【へ?】

【そっちに行くところだったって言ってるんすよっ。】

【ウソ・・・】

【・・・・・・】

【ごめんなさい】

【寝てたの?】

【ん、ユソンからの電話待ってたんだけどいつの間にかね・・・ほんとごめんなさい】

【何度も言うけどさ、、眠かっただけ?体調悪いんじゃないよね?】

【ん、今日も病院行って今後のことユソンと相談してまた話すって返事してきて
その帰りにウビンとリアに見つかって一緒に食事して送って貰ったの】

【うん、聞いた】

【そうなんだ】

【それなのに出ないから、だから余計に心配したんすよ。】

【ほんとごめんね】

【うんん、いいよ。オレこそそばに居てあげられなくてゴメン】

【えぇぇ、、そんなユソンは何も悪くないじゃん。やだ、、謝らないでよ】

【身体、、大事な時だし】

【まだまだ平気だよ】

【でもさ・・・】

【ありがとう。気をつけるから。帰るまで私がこの子守るから】

【ん、、お願いします。ゆっくり寝て、おやすみ】

【はい】






静かに切れる間際のユソンは今夜も優しい。


【天音はオレが守るよ】


ふふ。。やっぱり甘すぎるネ、、(笑)。
やっぱり・・・幸せだね。








開いた3通をそれぞれ封筒に入れドレッサーの引き出しにしまい
ベッドに身を沈めると、あっという間に意識がなくなった。


少し寝坊をした朝。



身支度を整えながら寝る間際の子供たちの話に耳を傾ける。

今日はリビングにいるようで、みんなの声も聞こえる。
相変わらず賑やかなパク家のようだ(笑)


そして最後はやっぱりユソンの優しい声。

【ムリしないように。気をつけるんすよ。いってらっしゃい】って。













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