腕の中の静けさは・・・
「パクさん、隣いいですか?ハン・ユジンと言います」って言いながら控えめにオレの横に座った子。



「ユジンさん。」

「今回オンニ、あ、すみません、奥様に

「いいっすよ、いつもどおりで。うれしいっすから」




こうやって誰かから聞く天音も好きなんすよね・・・





「すみません。あまねオンニには今回大変お世話になって、本当は私がもっと仕事が出来ればオンニがソウルに来ることはなかったって・・・」


「あ、、一緒に仕事してくださってたんですね。ありがとうございます」

「そ、、んな一緒になんて話じゃなくて、、、」

「完璧だったでしょボクの奥さん(笑)勉強になった?」

「はい!!本当に完璧でした。見習うことばかりで、、それは仕事以外でもです!!」





ってそれからも目をキラキラさせながら天音との時間を話してくれたユジンちゃん。

天音もきっと可愛がってたんだろうなってことがわかる。



そしたら「あ~ユジンずるぅ~~い」って言いながら何人もの女の子がオレの周りを囲んだ。


なんか、、


って思って視線を泳がせると案の定、冷ややかな顔とぶつかる。






オレ、なんもしてねーじゃん!!


「また嫌われたな、(笑)」

ウビンが大笑いしてる。






天音が大変な時にって少し思ったけど、ソウルでの天音の時間を聞く事が出来てよかった。

でもそう思えるのは今の天音の状況がそう思わせてくれてるわけで、、、




やっぱり天音なんっすよ。

オレには・・・



病院からは連絡をもらっていた。
無事に検査も終わって部屋に戻ったこと。


まだ目は覚まさないこと。
って言うか安定剤で眠っていて今夜は目を覚ますことはないってこと。

でも目が覚めたときには傍に居たいから明日の朝は早く会いに行こうって思ってる。








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