腕の中の静けさは・・・
次の朝はあいにくの雨が体感温度を一層低くさせていた。




ナースステーションであいさつをして天音のところへ向かう。




「あ、おはようございます。」

「昨日はありがとうございました。で、どうですか?」



「検査は昨日ご報告したとおりです。あ、でもあとで先生と細かいことお話してくださいね。」

「はい」

「で、そうですね奥様のご様子ですけど、お変わりない状態です。」

「え?起きないってことですか?」



「ん、、安定剤も少量になってますので目を覚ましてもいい頃なんですけどね。まだゆっくりしたいのかな?・・・(笑)クス。あ、、でも悪い状態ではないのでご心配なくです。とにかく焦らないで下さいね」



「はい。ありがとうございます。今日はもうあがりですよね?いつもありがとうございます。おつかれさまでした」



「あ、はい。ありがとうございます。ちゃんと引継ぎして帰りますね。失礼します。」

「あの!」

「はい?」

「中いってもいいですか?」

「あ、、先生に聞いてきますね」

「すみません」



すっきりしたガラス越しの部屋を見つめる。





「パクさん?おはようございます。」

「あ、先生。おはようございます。」

「あとで診察室にとも思ったんですがココでお話しませんか?」

「あ、、はい」

「どうぞ^^」




隣に腰を下ろす。









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