腕の中の静けさは・・・
「シオナもぅぃっかい、はみがきしたい」

「(笑)、、うん、行こうか」

ベッドの中から抜け出して歯磨きに行ったふたり。




オレを哀れむような顔で見つめながらカノンの手を引いていったシオンと
何食わぬ顔をして行ってしまったカノン





「はぁ、、、、、、」って頭を抱えて大きなため息。

そんなオレの頭を撫でながら「ヨシヨシ(笑)」って笑ってる。





「あの子へんなところ潔癖症なのよね、(笑)」

「笑うな、、潔癖ってなにそれ!」

「歯磨きしちゃったのにって話でしょ?だからイヤだったのよ。歯磨きしちゃったのにキスはいやだったんじゃないの?(笑)、、」

「笑い事じゃない!怒」

「ふふ(笑)そんな怒らないであげて?ね?」

「じゃ、してよ。」




「え?」

「天音がオンマの責任としてキスしてよ」

「それこそなによ(笑)」

「ごまかすなぁーーー」

「はいはい(笑)カノンのオンマとして私のでよければ何度でも(笑)」




そういってオレの頬を包みキスをしてくれるからホールドして深くしていく。






角度を変えて何度も何度も・・・


チュ、、チュ、、、、、チュ、、



たまらなくなってギュって抱きしめた。
涙がでて声にならなくて一生懸命涙を飲み込む。

そのあいだ何も言わずに腕の中に居てくれた天音。






「ずっと、、ずっと、してて。キス、、オレがキス好きなの知ってるよね?」

「ん、、(笑)。知ってる」

「なら、、ずっとして」

「ぅん・・・」






子供たちは帰ってこなくて、結局そのまま眠りに着いた。


















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