腕の中の静けさは・・・
コテージに向かう桟橋を少し離れて歩く。


前を歩く天音は気持ちよさそうに空を見上げてクルクル回りながらゆっくり歩く。




『落ちんなよ~』

『落ちる前に助けてよ』



『(笑)、なんだそれ』





『キャ!』

『え!!!』



危機一髪!ギリギリのところで腕の中・・・







『わざとこんなことして助けられなかったらどぉするんすか。(笑)』

『びしょ濡れね。クスクス』





チュ。


チュ・・・






チュッ・・







『甘いね(笑)』


『天音がスウィーツ食べ過ぎなんすよ(笑)』


『早くコテージもどろ?』









『・・・・・・・チュ』









手をつないで少し早足でなだれ込むようにコテージに入った・・・













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