満月の夜異世界へと繋がりました
指先に伝わる少しひんやりした感覚

紛れもない鏡であり....

別に何の変化もない

 
「あ~もういいや!考えても仕方ないきっと疲れてんのかも」

そう自分に言い聞かせた

熱いシャワーを浴びながらこの時はきっとまぼろしでも見たのかも
 
なんて軽く考えていたあたし


この日を境に異世界へと繋がるだなんて思いもしない

数週間後、まさか異世界へと飛ばされるなんて


自分の生活が180度変わってしまうなんて思いもしないこの時の私


毎日を必死に生きるあたしは頭の片隅にこの時の不思議な出来事を追いやってしまっていた


異世界への扉が開いていたとも気づかずに......


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