満月の夜異世界へと繋がりました
第2章
「おはよう~」


「あ、おはよう~」


朝の挨拶が響き渡る学校

県内でも有数の進学校であるこの高校は有名大学への進学も多数あり

お嬢様や子息の通う有名高
そんな学校だから学費もめちゃくちゃ高い、そのかわりセキュリティ万全で入っただけでもう安定した将来
は約束されたと言っても過言ではない

そんな学校で普通の一般人であるあたしはある意味異質で.....


「おはよう~今日早いね~珍しい」


「珍しいって失礼だし!」


俯きながら歩くあたしは今日も顔を前髪で隠し教室へと急ぐ


そんなあたしは学校では空気で....

まるで知らない国のようなこの空間ではあたしに話しかける人は誰一人いない


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