愛され女子の激甘コレクション
「ほら、早くベッド行こ」

「やっ、だっ……」
獅月の言う通りにするのが悔しくて精一杯の抵抗。

でも結局は、彼の攻めに白旗を上げて、泡だらけのスポンジを落としてシンクに手をついてしまう。

腰がガクンと落ちそうになったから、獅月の腕が支えてくれた。

「ほら、行こ」
意地悪そうな、ちょっと鼻にかかった声。

悔しいけど、今日も私の負け。

仕方なくちょっとすねた声で「いじわる」って呟いた。
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