愛され女子の激甘コレクション
私たちには贅沢な晩餐を終えて、洗い物を始めた私の後ろに獅月が立つ。

う、何だか嫌な予感……。

かがんだ獅月は身体を密着させながら、ブラウスのボタンに手をかけてきた。

「やっ、まだ、だめだよ……」

悲鳴を上げた私を無視して手は動き「待てないよ」と囁く。

耳たぶを甘噛みしながら息を吹き掛けて、私の身体を熱くさせる。

洗いものは終わらせて、ゆっくり楽しみたいのに。
そんなことは許してくれないんだから。
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