愛され女子の激甘コレクション
まさか…… 。

16年前と同じキスはあまりにも甘くてとろけるようで 、私の頭は媚薬を打ち込まれたかのように働かなくなる。

嫌なのに……。
怖いのに……。

体が自由になった代わりに、 腰が抜けて座り込みそうになる。

背中に回った腕に力がこもった。

力の入らない身体を抱き上げて、その人はお社の中に入っていく。
抵抗する力は 残ってないから、 せめて言葉だけでもと、口を開く。

「嫌っ……」

「どれだけ待ったと思っている。お前のせいだぞ」

お前と言われたのは私じゃないみたいだったから、首だけ横に向けると見慣れた犬が目に入った。
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