愛され女子の激甘コレクション
「余の力が届く場所に帰って来たからには、お前に選択肢はない。愛い奴よ。お前は余に溺れていれば良い」

また唇が近づいてくる。
間近で見ても染みひとつない白い肌。

漆黒の髪と、頬に触れる長い指。
当たり前みたいに白犬と喋る姿。

確かに人間ではないように思うけど……神様?!

やっぱり、あり得ない。

信じられない。
こんなの、おかしい。

だけど……
全部許してしまいそうな自分がいる。
少し低い落ち着いた声。
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