愛され女子の激甘コレクション
「何?」
首を傾げた私に「プレゼントが届いたよ」って柔らかく頬笑む貴師君。

扉が開くと「メリークリスマス!」
赤と白の衣装を身につけたサンタクロースが足を踏み入れてきた。

「…………どう、して?」
声が掠れる。

いつの間に後ろに回ったのか、貴師君が私の手首を後ろで縛った。
「こういうの、したかったんでしょ?」

「さ……楽しもうか」
サンタクロースは、私の足首を掴んで太ももに口づける。

「貴師くん……ごめん、なさいっ……」
身をよじって逃げようとするけれど、ふたりにがっちりと抑えられて身じろぎすらできない。

サンタクロースは……走輔だった……。
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