愛され女子の激甘コレクション
年初めから、衝撃的な体験だった。

元旦に会いたいって言ったのは私だけど、こんなにドキドキする事になるなんて。
これ以上甘い雰囲気になるのは避けたくて、私は彼を机に追いたてた。

「はいはい、約束だからね」
つまらなさそうな顔で新一君は机に向かう。

受験生なんだから、もちろん勉強してもらわなきゃ。
私と会っているせいで落ちることになって欲しくないもの。

「唯は退屈じゃないの?」
心配してくれる新一君に、鞄から取り出したサッカーボール型のフェルトを広げて見せた。

「引退した先輩たちにお守り作ってるんだ。うちは就職、進学色々だけどね」
弱小サッカー部のマネージャーの私。
新一君の学校みたいに強くはないけど、先輩たち一生懸命頑張ってきたんだ。だから私、これからも応援したい。
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