愛され女子の激甘コレクション
大雨の中傘もささないで、びしょ濡れでたどり着いたのは、和葵くんの部屋だった。

二人とも、口を開かない。
何を言っても言い訳に聞こえるような気がした。

あんな事言われちゃって、和葵くんはどう思ったんだろう……。

タツヤが言った事、嘘じゃなかっただけに、何も言えない。
こんな私の事、嫌になっちゃった……?


ベッドに押し倒されて、私に跨ってくる和葵くん。



叩かれちゃう……?



私は身体を強ばらせてぎゅっと目をつぶる。
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