愛され女子の激甘コレクション
「……んっ……」
予想していた衝撃とは違って、唇に柔らかいものが触れる。
軽く私の唇を噛んだ後、口づけが深くなる。

何度も角度を変えて、息苦しくなるほど……。

酸欠でぼんやりする頭。
「俺に、聞かせてみろよ……」

怒った声なのに、甘さを含んでいて、首筋を移動した唇が水音を立てて、耳たぶを含む。

耳は……弱いのに……。


こんな和葵くんは初めて。
< 89 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop