薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
だって言えないよ。

さっきの光景を見ていたなんて・・・・。

気付けばさっきの男性はもういなくて、姉さんと琴子さんの二人だけだった。

少しホッとしたが、私は姫芽のことが心配で仕方なかった。

大丈夫かな?

今頃泣いてるんじゃないかな・・・?

「百合、私帰るわ」
琴子さんが口を開いた。

「え?」

「姫芽のことが気になるし・・・・あとで連絡してみる」

「そう・・・それがいいわ。美桜子、私たちも帰りましょう」

そう言って姉さんが私に手を差し出す。

「うん」
その手を取って、いつものように肩を並べて歩き出す。
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