薔薇の花に魅せられて・・・(GL)
「・・・嫌ですわ」

「なに!?」

「今朝も言いました。もうお見合いの話はなかったことにしてちょうだいと!何故私の好きなように決めてはいけないのですか!?お父様なんて大嫌い!!」
そう言った瞬間。

パシンッ!!


頬に鋭い痛みがはしった。


「痛っ・・・」

私は頬を押さえて、お父様を睨みつける。



「親に向かってその態度は何だ!?そんな娘に育てた覚えはないぞ!!」

「お父様こそ私の事を思ってるのなら、もう少し話を聞いてください!」

「・・・話にならんな。とにかく早く準備をしろ」

そう言って、リビングを出て行こうとする。
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