極秘出産のはずが、過保護な御曹司に愛育されています
エピローグ


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 それから一ヶ月。
 
 私たちは籍を入れ、本当の家族になった。
 いろいろな手続きを終え、先週から結貴のマンションに引っ越し、三人で暮らしている。
 
 結貴と相談し、副社長の妻だということは伏せてGreen Cafeでの仕事を続けさせてもらっている。
 あのお店とお仕事が大好きだから。
 
 結貴のお父様とお母様は本当に優しくて、孫である未来をとてもかわいがってくれていた。
 
 特にお父様は今まで我慢していた父性が爆発してしまったらしく、じじ馬鹿全開の子煩悩ぶりを発揮している。
 月に一度でいいから、孫である未来を連れて動物園やお買い物に連れて行かせてくれと頼まれていた。
 
 お母様は、『私たちが未来ちゃんとお出かけしている間、あなたたちはふたりでゆっくり過ごしなさい』と言ってくれ、私は結貴にとことん甘やかされる。
 
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